一人暮らしのお部屋探し、リアルな「空き巣」対策を知っていますか?

一人暮らしの空き巣対策を紹介する女性

執筆・監修:佐藤 智和
エスホーム合同会社 代表社員/宅地建物取引士)
賃貸業界歴20年以上。浦安在住40年以上の実体験と、実際の賃貸仲介業務で得た知見をもとに、浦安の賃貸・一人暮らし・住環境に関する情報を執筆・監修しています。

「初めての一人暮らし。家賃を抑えるために1階にしようか迷うけど、やっぱり泥棒に入られやすいのかな?」

「2階以上のお部屋なら、オートロックがなくても安心だよね?」

お部屋探しをしていると、そんな「防犯」に関する不安が出てきますよね。千葉県浦安市に密着するエスホームでも、学生さんや女性のお客様からよくご相談をいただきます。ただし「1階だから危ない」「2階だから安心」というイメージは、半分正解で半分間違いでもあります。

このページでは、東京大学大学院の樋野公宏准教授の研究論文(※福岡県警察から提供された8,845件の侵入窃盗データに基づく) というリアルな数字に基づき、「空き巣に狙われにくい安全な物件の選び方」を不動産のプロである宅建士の視点からわかりやすく解説します!

目次

全体像をチェック!データが語る「賃貸アパートの空き巣」3つの特徴

代表 佐藤

「まずは約8,800件のデータからわかった『全体的な傾向』を整理しておきましょう!」

①どんな手口? ➡️ 86%が「留守中の空き巣」

手口割合
空き巣86%
居抜き4%
忍込み10%

集合住宅における侵入窃盗の手口の大部分は「空き巣」で、86%を占めています。ちなみに居抜きは在宅中(食事中や入浴中)に、忍込みは就寝中に侵入されることを指します。

② 誰が狙われる? ➡️ 「20代の一人暮らし」がダントツ!

被害者世帯構成割合
独居世帯65%
夫婦のみ世帯7%
その他世帯28%
自宅以外・法人等0%
被害者年代割合
10代6%
20代45%
30代23%
40代12%
50代7%
60代4%
70代以上3%

被害者の属性を見ると、なんと全体の65%が「一人暮らし(独居世帯)」で、年代は「20代」が45%と突出しています 。 日中は学校やお仕事でお部屋を空けがちになるため、ターゲットになりやすい傾向があります。

③ どこが狙われる? ➡️ 「3階以下の低層階」に集中!

被害階割合
1階49%
2階13%
3階6%
4−6階9%
7−10階3%
11階以上0%
不明20%

階数ごとのリスクを比較すると、1階から3階までの「低層階」に被害が集中しやすく、その中でも1階のお部屋は2階のお部屋に比べて4倍近い窃盗被害が出ていることがわかります。このことから、「1階はやめといたほうがいい」と言われるんですよね。

だからこそ、正しい対策を知ろう!

「日中お部屋を空けがちな一人暮らし」で、「1〜3階の低層階」を検討している方は、泥棒のターゲットになりやすい条件が重なっているため、特に注意が必要です。 では、泥棒はどうやってお部屋に侵入してくるのでしょうか?実は、1階と2階以上では「泥棒の入り方」が全く違うんです! 次の項目で詳しく見ていきましょう。

1階と2階以上でこんなに違う!泥棒の侵入経路

▼ 表1:泥棒は「どこから」入る?(主な侵入口の割合)

スクロールできます
階数
(ベランダ・居室の合計)
玄関
(表出入口)
1階70%14%
2階32%46%
3階26%52%
4階以上18%57%

※割合は主な項目を抜粋しているため、合計は100%になりません

▼ 表2:泥棒は「どうやって」入る?(主な侵入手段の割合)

スクロールできます
階数ガラス破り無締り
(鍵のかけ忘れ等)
施錠開け
(ピッキング等)
1階52%33%5%
2階18%43%15%
3階12%39%22%
4階以上7%38%22%

※割合は主な項目を抜粋しているため、合計は100%になりません

1階のお部屋の弱点:なんと「約7割」が窓から侵入される!

  • どこから入るの?:1階の侵入口は、「ベランダなどの窓(57%)」と「居室の窓(13%)」を合わせて、全体の70%が窓から侵入されています 。
  • どうやって入るの?:1階の侵入手段の52%が「ガラス破り」という手口です 。
代表 佐藤

『意外かもしれませんが、1階のお部屋のドアは道路から見渡せることも多く、人目につきやすいため発生率は低めなんです。一方ベランダはしゃがんだら外から見えないなど、死角になるものも多いことと、地続きで乗り越えやすいということもあって非常に割合が高くなっています。』

2階・3階のお部屋の弱点:空き巣被害の「約半数」が玄関の鍵のかけ忘れ!

「2階以上なら窓から入られないから安心!」と思っていませんか?実はこれが一番の落とし穴なんです。

  • どこから入るの?:2階の46%、3階の52%、4階以上の57%が「表出入口(玄関)」から侵入されています 。
  • どうやって入るの?:2階の43%、3階の39%、4階以上の38%が「無締り(鍵のかけ忘れ等)」による被害です 。
代表 佐藤

「2階以上になると『ちょっとコンビニに行くだけだから』『ゴミ出しの数分だから』と油断して、玄関の鍵を開けっぱなしにしてしまう方が急増します!オートロックの有無に関わらず、『少しの外出でも絶対に鍵をかけるという毎日の習慣が最強の空き巣対策になります。」

⚠️ さらに注意!データに隠された「不明」の事実

上記のデータでは、侵入口や侵入手段が「不明」となっているケースが約10〜20%ほど存在します 。これは「被害に遭ったことすらすぐには気づかなかった」「侵入経路がわからないほど手口が巧妙だった」というケースが含まれていると考えられます。つまり、実際に窓や玄関から侵入されている割合やリスクは、このデータでお伝えしている数字よりもさらに高い可能性があります!日頃の防犯意識がいかに大切かがわかりますね。

内見で絶対にチェック!プロが教える「空き巣に好かれる物件」3つの特徴

泥棒(空き巣)は「人目」を最も嫌います。プロの私たちが内見時に必ずチェックしている、注意すべき物件の特徴をご紹介します。

POINT

道路から「死角」になるお部屋

前面の道路から、共用玄関やベランダが見えづらい物件は要注意です。道路から細い通路を入った奥にある「旗竿敷地」に建つアパートなどは、死角ができやすく狙われやすい傾向があります 。

POINT

ベランダに簡単に登れてしまう環境

2階であっても、隣接する建物の屋根やフェンスが足場になって、ベランダへ簡単に侵入できる物件は繰り返し被害に遭うリスクがあります 。お部屋の中だけでなく「外からどう見えるか」も確認しましょう。

POINT

共用エントランスが常に開けっぱなし

施錠できるはずの共用出入口が、常に解錠状態になっている物件は防犯上好ましくありません 。管理体制が行き届いていないサインでもあります。

代表 佐藤

「1階でも防犯シャッター付きであったり、玄関ドアがダブルロックであったりなどすれば、オートロックや防犯カメラがなかったとしても空き巣は入りづらく、被害に合う可能性は低くなります。」

エスホームオススメ!簡単に出来る空き巣対策

できればセキュリティが高いオートロック付きのお部屋で、2階以上で、玄関はダブルロック、防犯カメラ付き、セキュリティシステム付き…のお部屋が望ましいとは思いますが、すべて叶えるとなるとそもそもお部屋もなかったり、ご予算の都合もありますよね。そこでエスホームがオススメする簡単空き巣対策をご紹介します!

①タイマーで室内照明を点灯

代表 佐藤

「帰りが遅くなる日は、お部屋がずっと真っ暗…。これ、実は空き巣に『いま留守ですよ』と教えているようなものなんです!」

空き巣は、ターゲットの部屋に侵入する前に必ずと言っていいほど「下見」をして、住人の生活パターンを把握しています。そこでエスホームがおすすめしているのが、タイマー機能を活用した「在宅アピール」です!

💡 タイマー照明が空き巣対策に効く2つの理由

  1. 「帰宅アピール」で侵入を諦めさせる タイマー付きコンセントなどを利用して、夜6時頃になったら自動で室内照明が点くように設定しておきましょう。外から見て「あ、この部屋の人はもう帰ってきているな」と思わせることで、下見の段階でターゲットから外されやすくなります。
  2. 最悪の「鉢合わせ」を防ぐ効果も! 万が一、泥棒が侵入しようとしたタイミングでパッと電気が点けば、驚いて逃げていく可能性が高まります。空き巣被害で一番危険なのは、犯人と鉢合わせて凶悪な事件に発展してしまうこと。これを未然に防ぐためにも、照明の自動化は非常に効果的です。

最近は、数千円で買える「スマートLED電球」など、スマホから遠隔操作やタイマー設定ができる便利なアイテムもたくさんあります。「工事不要ですぐにできる防犯対策」として、一人暮らしの方にぜひ取り入れていただきたいテクニックです!

②ベランダの窓に防犯フィルム&補助錠

代表 佐藤

「タイマー照明で『留守』を悟らせない工夫をしたら、次は物理的な対策です!特に1階のお部屋や、ベランダ側からの侵入を防ぐには『時間を稼ぐ』ことが最大の防御になります!」

窓には「防犯フィルム&補助錠」のダブル対策を!

1階の侵入手段の半数以上を占める「ガラス破り」。これを防ぐためにエスホームが強くおすすめしているのが、防犯フィルムと補助錠のセット使いです。

💡 警察庁のデータが証明!泥棒は「5分」で諦める

実は警察庁の調査で、「侵入に5分以上かかった場合、約7割の泥棒が諦め、10分以上かかると侵入者のほとんどは諦める」というデータが出ています!つまり、泥棒にとって一番嫌なのは「侵入に手間取って人目につくこと」なんです。

  • 防犯フィルムの効果: 窓ガラスに貼ることで、簡単にガラスを打ち破ることができなくなり、破壊するまでに大きな音と時間をかけさせることができます。
  • 補助錠の効果: 万が一ガラスを一部割られてしまっても、サッシの上下に補助錠(サッシストッパーなど)を取り付けておけば、窓をスライドして開けることができず、さらに時間を稼げます。

補助錠は100円ショップやホームセンターで数百円から購入でき、工具不要でサッシに挟むだけで取り付けられるものがたくさんあります。退去時に傷をつける心配もないので、賃貸アパートの防犯対策として非常にコスパが良く、確実な方法です!

まとめ:浦安で安心できるお部屋探しはエスホームへ!

  • 被害の多くは留守を狙った「空き巣」なので、過度な心配より「戸締まり」が大事!
  • 1階は「窓の対策(ガラス破り防止)」を重視する
  • 2階以上は「玄関の確実な戸締まり(無締り防止)」を徹底する

エスホームのスタッフは、全員が国家資格である「宅地建物取引士」を取得しており、さらに浦安市に在住しています。 物件の良いところだけでなく、「このお部屋はちょっと死角が多いので、女性の一人暮らしにはおすすめしません」といった、リアルな防犯の観点からも正直にアドバイスさせていただきます。

浦安市内で安心できるお部屋を探したい方は、地元密着・少人数制で初期費用もお得なエスホームへ、ぜひお気軽にご相談ください!

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【参考・引用文献】 本記事のデータは、以下の論文および独自集計に基づき作成しています。

  • 論文名: 集合住宅における侵入窃盗の時空間的近接
  • 代表研究者: 樋野公宏 氏(東京大学大学院工学系研究科准教授)
  • データ出典: 福岡県警察より提供された侵入窃盗データ(2005年1月〜2014年12月に福岡市内で発生した集合住宅での事案)

この記事を書いた人

エスホーム合同会社 代表社員/宅地建物取引士
大手賃貸仲介会社にて、賃貸営業、店舗運営、商品企画、マーケティングまで幅広く経験し、賃貸業界歴は20年以上。
現在は浦安市に特化した賃貸仲介サービス「エスホーム浦安本店」を運営し、浦安で賃貸を探す一人暮らしの方やご家族に向けて情報発信を行っている。浦安在住40年以上の実体験と、日々の賃貸仲介業務で得た知見をもとに、住まい選びで後悔しないための実用的な情報提供を心がけている。
趣味/DIY・料理

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