千葉方面で賃貸アパート・マンションをお探しの際にまず決めるのは、どの路線を通勤・通学の手段とするかだと思います。当然東西線沿線、しかも快速停車駅の浦安駅が良いですよ!とおすすめしたいところですが、ここは一歩下がってフラットに各路線や町の特徴をご紹介したいと思います。
東西線と総武線の主要停車駅
東西線と総武線はどちらも千葉方面から東京都を横に横断する路線です。東京都内のど真ん中を走る他路線は縦に走っていることが多く、接続駅がたくさんあり乗り換えがしやすいため、どこへ出るにも便利なのが特徴です。
東西線は千葉方面の西船橋~津田沼間と、東京の中野~三鷹間に朝夕の一部の列車が総武線に乗り入れし直通運転をしています。そのため例えば船橋に住んでいて、仕事帰りに食事を楽しんで帰る際にも、東西線を利用できる駅であって乗り入れ電車と時間が合えば、一本で帰ることが出来ます。
総武線は各駅停車と快速があり、各駅停車は東京を横に貫くのですが、快速は東京の錦糸町駅から各駅列車と離れ、東京駅を通り神奈川方面に向かいます。同じ総武線でも走る場所が違うので要注意です。
列車の混雑具合はどちらも同じ程度
国土交通省が発表した都市鉄道の混雑率調査結果(令和5年度実績)によると、東西線の最混雑区間(木場→門前仲町)の混雑率は148%、JR総武線快速の最混雑区間(新小岩→錦糸町)の混雑率は同じく148%。総武線各駅停車の最混雑区間(錦糸町→両国)の混雑率は141%で、ほぼ変わりはありません。
ちなみに同ページで混雑率150%というのはどの列車も新聞が楽に読める程度(今ならスマホが見られる程度でしょうか)の混雑率と紹介されています。
東西線沿線の街の雰囲気とおすすめする方
沿線の雰囲気は一言で例えると「適度に発展したローカル」
東西線は戦後の復興で需要が高まっていた総武線の混雑緩和のためのバイパス路線として誕生しました。開通後沿線は戦後復興後のニーズから主に住宅地としての開発が進むこととなり、駅前で日常のお買い物に困ることはないものの、服飾店や娯楽施設などは総武線沿線と比べて少なく、逆に生活に密着した24Hスーパーなどが多い印象です。また地元の方が多く住み、お祭りや神事などに熱くなる地域でもあります。
どちらかというと住環境を重視する方は東西線沿線がおすすめ
お休みの日に映画を見たりウィンドウショッピングをしたいなと思ったら、都内中心へ出るなどちょっと移動が必要ですが、駅から少し離れれれば閑静な住宅街が広がる東西線沿線は、都内の喧騒から一息つく時間を作れると思います。
総武線沿線の街の雰囲気とおすすめする方
総武快速停車駅は「繁華街」、各駅停車駅は「穴場スポット」
総武線は元は明治時代からある鉄道で、古くから生活路線として使われており、沿線には住宅地、商業地、工業地がバランスよく共存しています。快速停車駅は駅前に駅ビルや百貨店、飲食店街など商業施設の他、再開発が盛んで高層マンションも建つなど発展が目覚ましく、まさに繁華街といった駅が多い一方、各駅停車駅にはローカルな駅が多く存在し、快速停車駅に比べて賃貸アパート・マンションの家賃相場も比較的安めなので、お値打ち物件に出会えるかもしれません。
どちらかというと利便を重視する方は総武線沿線がおすすめ
よっぽどのものでなければ買い物は駅前ですべて済んでしまったり、帰宅時間帯でも明るく輝き様々なジャンルから選べる飲食店街は、忙しい生活を送る方にとっては非常に魅力的な街だと思います。注意ポイントは繁華街ならではの一定の喧騒はあるということと、前出の通り工業地があるので特に小さなお子様連れのご家族は大型車に注意いただきたいですね。
最後に
今回は東西線沿線と総武線沿線の違いについてお伝えしました。どちらの沿線に住んでも日々の買い物に困るようなことは無いかと思います。GoogleMapのストーリートビューなども参考にされ、皆様の思い描かれる、または送りたい生活スタイルに合わせて生活する路線をお選びいただきたいと思います。
最後の最後に、浦安のPRを1つ。浦安は住環境重視の方におすすめの東西線エリアで、浦安駅周辺は前出の通りですが、浦安にはもう1路線JR京葉線が走っていて、皆様ご存じの大手テーマパークがある「舞浜駅」があり、商業施設である「イクスピアリ」をはじめとするリゾート区画があります。そのため、お休みの日にはふらっと自転車で映画鑑賞やウィンドウショッピング、ホテルランチブッフェでプチ贅沢、思い立って夕方から大手テーマパークへ!ということも気軽にできます。もし住環境と休みの日の充実も両立させたいという方がいらっしゃいましたら、「浦安」悪くないと思いますよ☆