賃貸の「24時間駆けつけサポート」は外せる?不要な場合の賢い交渉術

賃貸の申込みのときに駆けつけサポートが契約必須と伝える営業マンと、びっくりするお客様

執筆・監修:佐藤 智和
エスホーム合同会社 代表社員/宅地建物取引士)
賃貸業界歴20年以上。浦安在住40年以上の実体験と、実際の賃貸仲介業務で得た知見をもとに、浦安の賃貸・一人暮らし・住環境に関する情報を執筆・監修しています。

お客様

見積もりに入っている『24時間駆けつけサポート 16,500円』って何ですか?これって絶対に払わないとダメなんでしょうか?

代表 佐藤

実はこのサポート、『誰が指定しているか』によって外せるケースと外せないケースがあるんです。大家さん側の裏事情から、外せなかった場合の注意点まで、プロがわかりやすく解説します!

はじめまして、浦安の不動産屋「エスホーム」代表の佐藤です。

お部屋探しの見積もりでよく見かける「24時間駆けつけサポート(安心サポート等)」。初期費用を少しでも抑えたい方にとっては、「これって本当に必要なの?外せるなら外したい!」と思う項目のひとつですよね。

大手不動産会社で商品開発を担当していた業界歴20年以上の宅建士が、駆けつけサポートの実態と、角を立てずに外すための上手な交渉術をお伝えします!

目次

賃貸の「24時間駆けつけサポート」とは?

どんなサービスが含まれているの?

24時間駆けつけサポートとは、入居中のちょっとしたトラブルに対して、業者が24時間365日いつでも駆けつけてくれるサービスのことです。

  • 水回りのトラブル(トイレの詰まり、蛇口からの水漏れなど)
  • 鍵のトラブル(鍵を無くして家に入れないなど)
  • ガラスのトラブル(誤って窓ガラスを割ってしまったなど)

費用は「2年間で1.5万円〜2万円(月額換算で数百円)」ほどが相場で、いざという時にあると安心なサービスです。

駆けつけサポートを外せる場合と外せない場合

見極めの最大のポイントは「誰が必須条件としているか」です。

外せない場合(難易度:高)=大家さん・管理会社の指定

大家さんや、建物を直接管理している会社が「このサポートに入ってくれないと貸しません」と指定しているパターンです。この場合は外すのが非常に難しくなります。

大家さん側には、ただ単に儲けたいという理由だけでなく、「建物の被害を最小限に抑え、管理を安全に行いたい」という強力で正当な理由があるからです。

💡なぜ大家さんは強制するの?(窓口一本化の合理性)

例えば、深夜にトイレが詰まって水漏れした場合。入居者が自分で適当な業者を呼んでしまうと、建物の構造を把握していない業者が無理な修理をして、下の階にまで水漏れするなどの「二次被害」を出してしまうリスクがあります。 そのため大家さんや管理会社は、「トラブル時の窓口や修理業者を、信頼できる特定のサポート会社に一本化(統一)したい」と考えます。この「管理上の合理的な理由」があるため、指定サポートへの加入を必須条件とすることは法的に適法(有効な特約)と認められやすいのです。

代表 佐藤

この場合全戸に加入が義務付けられているので、一人だけ外すということは難しくなります。

外せる場合(難易度:低)=仲介会社が勝手につけている

大家さんは全く求めていないのに、お部屋を紹介した窓口の不動産屋や、お部屋の管理をしていない不動産屋が、自社の利益(代理店としての紹介料)のために勝手に見積もりに乗せているパターンです。

この場合は、大家さんのルールや建物の管理とは無関係なため、お客様の意思で外すことができます。

代表 佐藤

きちんとした不動産会社であれば完全に選択ができるようになっているはずです。

💡ポイント:違法だから外せる!と怒るのはNG

大家さんが指定している場合、SNSの極論を信じて「オプション強制は違法だ!」と強気に交渉すると、入居審査に落とされる(お部屋を貸してもらえない)危険があります。 オプションの法的な仕組みや、見極める「4つの原則」については、以下のまとめ記事で詳しく解説しています。

角を立てずに外す!成功率を上げる交渉ステップ

では、見積もりに入っていた「駆けつけサポート」を外したい場合、どのように不動産屋に伝えればよいのでしょうか?審査に悪影響を出さないためのスマートな交渉手順をご紹介します。

STEP

見積もり時に「誰の指定か」をさりげなく確認する

見積もりをもらった段階で、「この駆けつけサポートは、大家さんの必須条件ですか?それとも不動産会社さんの任意のオプションですか?」と担当者に確認しましょう。「任意です(うちのオプションです)」と言われれば、その場ですぐに外してもらえます。

代表 佐藤

もし探りを入れたいなら、お部屋の間取り図を再確認してみましょう。契約条件(オーナーの指定)であれば基本的に駆けつけサポート〇〇円と記載があるはずです。もしなかったらそれは紹介した不動産会社が勝手に見積もりに盛り込んでいる可能性があります。

STEP

正攻法で外せれば契約したいと伝えてみる

考えている初期費用より少し高かったので、駆けつけサポートを外すことはできませんか?と正攻法でお願いしてみましょう。ここでのポイントは外せたら契約するという心構えで伝えることが重要です。オーナー様は建物の管理も大事ですが、入居してくれるお客様も大事。もしかしたら良いですよとお返事がもらえるかもしれません。

代表 佐藤

こちらは通ったらラッキーという気持ちで伝えてみましょう。

【注意】外せない場合は「火災保険」との重複に気をつけよう⚠

もし「建物の管理上、窓口を一本化しているのでどうしても外せません」と言われた場合は、それ以上ゴネるのはNGです。その代わり、ご自身が加入する「火災保険」の内容に注意してください。

実は、賃貸契約で加入する火災保険(家財保険)には、この駆けつけサポートとほぼ同じサービスが「無料」で付帯しているケースが非常に多いのです。(※水漏れなどは火災保険の補償対象になることが多いため、保険会社が初期対応サービスとして無料セットにしていることが多いからです)

火災保険は、不動産会社から勧められた指定のプランに必ず入らなければならないわけではなく、基本的には入居者自身で好きな保険会社を選ぶことができます。

そのため、大家さん指定の駆けつけサポートが「外せない」とわかったら、あえて駆けつけサービスが付帯していない(その分、保険料が割安な)シンプルな火災保険を自分で選んで加入するようにしましょう。

これだけで「同じようなサービスに二重でお金を払う(重複する)」というもったいない事態をしっかりと防ぐことができます!

まとめ:透明な見積もりで安心のお部屋探しを

賃貸の駆けつけサポートは、安心を買うという意味では決して悪い商品ではありません。しかし、「誰が指定しているか」や「火災保険との重複」を知らないまま、言われるがままに払ってしまうのは避けたいですよね。

💡今回のポイント

大家さん指定の場合
👉管理上の理由があるため外すのは難しい。その代わり、火災保険をシンプルなものにして重複を防ぐ。

不動産屋指定の場合
👉お客様の意思で外すことができる。

エスホームでは、駆けつけサポートや消臭代などの自社のオプション商品を「エスホームの指定」として強制することは絶対にありません(すべて任意でのご案内です)。

そのため、図面やインターネットに掲載されているものはすべて管理会社様・オーナー様の指定のものという透明性をもってご紹介させて頂けます。

また、大家さんの指定であっても、火災保険の付帯サービスとの重複がないかなど、お客様にとって本当に必要なものだけを選べるよう、ご説明させていただきます。「他社の見積もりに不明な費用がある」といったご相談も大歓迎です!

千葉県浦安市で賃貸をお探しなら、ぜひエスホームへお気軽にお問い合わせください。

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