お部屋をお探しの際に通勤や通学で普段使う電車の混雑率や利便は気になるところですよね!このページでは会社員時代に舞浜駅から東京方面に実際に通勤していた筆者が、現在の舞浜駅・新浦安駅から通勤した場合の混雑具合を体験したのでお伝えできればと思います。
ちなみに東西線の混雑率も実際に乗車して記事にしておりますので、よろしかったら最新の東西線の混雑率徹底解説記事もご覧ください!
千葉から東京方面へ、やっぱり楽だよ、京葉線!!
まずはデータを見てみましょう。国道交通省のホームページ(都市鉄道の混雑率調査結果を公表(令和6年度実績))によると、京葉線の混雑率は最新の令和6年度実績・最混雑区間の葛西臨海公園駅→新木場駅間で119%(7:32~8:32)との記載が有ります。
では実際混雑率119%はどれくらいなのか、同じページ内の添付資料の中に混雑率の目安が記載されています。
100%

座席につくか、座席前の吊り革につかまるか、ドア付近の柱につかまることができる。
150%

肩が触れ合わない程度。ドア付近の人が多くなる。
180%

肩が触れ合い、やや圧迫感がある。ドア付近の人は窮屈となり、体の向きを変えるのが困難となる。
200%

体が触れ合い、相当圧迫感がある。ドア付近の人は身動きがとれない。
国土交通省報道資料:三大都市圏の平均混雑率が増加~都市鉄道の混雑率調査結果を公表(令和6年度実績)資料1三大都市圏の主要区間の平均混雑率推移(2024)〜内より引用 ※図はエスホームで挿入しています
混雑率100%は「座席につくか、座席前の吊り革につかまるか、ドア付近の柱につかまることができる。」程度、混雑率150%で「肩が触れ合わない程度。ドア付近の人が多くなる。」程度とあります。119%だとそのちょうど中間あたり、「吊り革につかまり、人と人との間は余裕がある」程度とデータ上では受け取れます。
- 東京へ向かう電車の通勤ラッシュはどの路線もひどいんじゃないの?
- そんなの聞いたこと無い!
と皆さんの声が聞こえてきそうですが、通勤ラッシュは本当にありません(笑)。
私は会社員時代京葉線を利用していましたが、通勤のストレスは本当に少なかったです。そして新木場駅で人が半分くらい降りるので、そこから東京駅まではさらにゆったり乗車できていました。

他に千葉方面から東京方面に向かう電車で総武線、東西線がありますが、最混雑区間で混雑率を比較すると、
| 路線名 | 混雑区間 | 時間帯 | 混雑率 |
|---|---|---|---|
| JR京葉線 | 葛西臨海公園→新木場 | 7:32~8:32 | 119%👑 |
| 東京メトロ東西線 | 木場→門前仲町 | 7:50~8:50 | 150% |
| JR総武快速線 | 新小岩→錦糸町 | 7:31~8:31 | 153% |
| JR総武線(各駅) | 錦糸町→両国 | 7:34~8:34 | 145% |
| 路線名 | 混雑区間 | 混雑率 |
|---|---|---|
| JR京葉線 | 葛西臨海公園→新木場 | 119%👑 |
| 東京メトロ東西線 | 木場→門前仲町 | 150% |
| JR総武快速線 | 新小岩→錦糸町 | 153% |
| JR総武線(各駅) | 錦糸町→両国 | 145% |
と、他の路線と比べて比較的空いていることがわかります。通勤・通学で東京方面へ向かわれる方で京葉線を利用できる場合、多少遠回りでも通勤ラッシュを避けられるのでおすすめです。
過去の混雑率はこちら
<令和5年度実績>
| 電車名 | 混雑率 |
| JR総武線(快速) | 148% |
| JR総武線(各駅) | 141% |
| 東京メトロ東西線 | 148% |
| JR京葉線 | 113% |
京葉線の朝・夕~夜の快速運転取りやめ(各駅停車化)の影響は?
ニュースでご覧になられた方も多いと思いますが、京葉線朝・夕~夜の快速運転とりやめ&外房・内房線への直通運転を中止というダイヤ改正が令和5年の12月に発表されました。あまり土地勘の無い方もいらっしゃると思うので簡単に言うと、千葉より先のベットタウンとして開発された土地から多くの通勤客が京葉線の快速電車を利用して通勤していたのですが、ダイヤ改正によって乗り換えが必要になったり、今まで以上に通勤に時間がかかるようになってしまう改正です。これには当然猛反発が起こり、朝2本だけ快速列車が残るという結果で落ち着いています。
私はその快速列車に実際に乗車したことはないので快速電車の混雑具合はわからないのですが、通勤時間帯の各駅停車の感想は今までとあまり変わらないという印象です。変わったと言えば快速電車に比べてやはりちょっと時間がかかるなといったくらいですね。
※追記)猛烈な反発があったせいか再ダイヤ改正が発表され、2024年9月から朝7時台出発上り2本と夜8時台の東京発下りの2本の各駅停車が快速へと変更されますが、通勤快速の運行再開は見送られました。上記の電車はタイミングを見て乗車し、レビューを追記したいと思います。推測ですが千葉方面からの乗客は上記改正後の快速にある程度集中すると思われ、新浦安~舞浜で乗車の場合には、前後の列車の乗車率は軽減すると思われます。
他にもあります!京葉線通勤のメリット!
帰宅時は東京駅から座って帰れる!
東京駅利用の方限定ですが、帰りにクタクタでも満員電車に揺られて帰らなきゃいけない…なんてことはありません。
お帰りの時間や、乗る車両によっても異なりますが、京葉線(武蔵野線)は東京駅が始発駅のため、混雑する中央部を避ければ運が良ければそのまま、最悪でも次の電車を待てば座って帰ることができます。
通勤ストレスをなるべく少なくしたい!そんなみなさんにオススメです。
ちなみに帰りの時間帯は朝と逆で、新木場駅から人がどっと乗ってくるイメージですね。
京葉線通勤のデメリット
京葉線通勤の最大のネックは東京駅の地下ホームが深いこと
こちらも東京駅利用の方限定なのですが、京葉線は比較的新しい路線の為、東京駅のホームが一番深いところ(しかも離れている)にあり、京葉線の東京駅を降りてから山手線や東海道線の東京駅へ向かうには動く歩道等を利用して10分くらいかかります。
ディズニーリゾートへ向かうために京葉線を利用された事がある方なら経験がおありかと思いますが、結構長く感じるんですよね。
ちょっとした裏技ですが、私は通勤時代に京葉線のホームを降りて東京駅で乗り換えるのではなく、一回改札を出て隣の有楽町駅で山手線に乗り換えていました。東京駅内徒歩10分+有楽町駅まで電車で2分=12分のところ、有楽町駅まで徒歩8分程度なので朝の貴重な時間を無駄にしなくて済みます。
お天気にもよりますが東京から新橋、品川方面を利用される方は是非一度お試しください!
朝の武蔵野線は混んでいる
京葉線内には武蔵野線が一部乗り入れています。

埼玉県、千葉北西部を経由し、臨海部を通り東京へとアクセスする武蔵野線は他に代替路線がなく(都内を経由するしか無い)、また京葉線が10両編成なのに対し8両編成で、比較的混雑しています。
乗れないということは無いと思いますが、時間に余裕があるときには一本待ってみるのも手かなとも思います。
逆に東京から千葉方面の朝の混雑具合は?
東京駅からは始発なので座れることが多く、私の利用する舞浜や新浦安駅からだと座れずとも誰とも肩を触れ合わずに快適に乗車できる程度です。
通勤ラッシュとは無縁の通勤生活が送れそうですね。
京葉線通勤の注意ポイント
休日はディズニーリゾートの閉園時間や大型施設の営業終了時間などに注意!
京葉線は通勤時間ではあまり混雑はしないのですが、休日のディズニーリゾートの花火打ち上げ〜閉園の時間帯や、幕張メッセでのイベント、ZOZOマリンスタジアムでの野球の試合や音楽フェス終了時など、休日のほんのわずかの間に、いきなり混雑するという事象がしばしばあります。駅でも事前にアナウンスされたりしていますが、大きなイベントがあった際には注意が必要です。
台風や爆弾低気圧などの風を伴う気象に注意!
前よりはだいぶ良くはなったと思うのですが、東京の湾岸線を走る路線のため風の影響を直に受けてしまい、強風で電車が遅延、もしくは運行停止するといった事がしばしばあります。朝の通勤時には天気予報のチェックが欠かせません。もし運行停止となってしまったら迂回ルートはJR総武線、東京メトロ東西線となりますが、どちらも結構な混雑具合なので帰宅は大変です。個人的にはそんな時は早く帰るのを諦めて駅ビルとかでごはん食べてましたね。
浦安市の方へ、電車が動かない時の秘密ルートをご紹介
ここからは浦安市に限ったお話なのですが、JR京葉線が止まるとみなさん東京メトロ東西線浦安駅を利用するため、東西線は入場規制が起こるほどの混雑します。そして何とか浦安駅にたどり着いても、バスやタクシーは長蛇の列…という浦安あるあるが発生します。
それでもどうしても楽して早く帰りたい!という東京方面から舞浜・新浦安へお帰りの方に、私が会社員時代に使っていたとっておきルートをご紹介します。
それは東京駅から高速バスを利用することです。
東京ベイシティバスが運行する【高速バス 秋葉原・東京駅〜「東京ディズニーリゾート®」・新浦安線】は、東京駅を出発した後、浦安市内を通って最終的に新浦安海側のマンション群へと向かうバスです。ちょうど帰宅時間に30分もしくは1時間に1本出ていて、定員がある為座れますし、京葉線が止まっていても運行していることも多く、座って帰りたいときにはよく利用していました。
ただ電車が止まるくらいの強風なので、高速道路走行時にバスが揺れてちょっとしたジェットコースター気分が味わえます。市内中央部よりの方は富岡三丁目バス停で、新浦安方面は各街の名前のバス停で降りられるといいかと思います。
ちなみに羽田空港・成田空港からも高速バスがありますので、出張時や旅行時などには重たいスーツケースを持ち歩くこともなく非常に快適にアクセスできますよ☆
最後に
今回は、京葉線の通勤時間帯における混雑状況についてご紹介しました。
私自身、会社員時代は東西線の浦安駅を最寄りに通勤していましたが、当時の東西線は本当に過酷で、毎朝の通勤が大きなストレスでした。そんな中で、「少し時間がかかっても、もう少し快適に通勤できないか」と思い、京葉線を使ってみることにしたんです。
実際に利用してみると、たしかに東京駅までの乗り換えで少し歩く必要があったり、舞浜駅まで出る手間は増えましたが、混雑の少なさや東京駅から座って帰れることは大きな魅力でした。自分にとっては、それだけで通勤の質が大きく改善され、京葉線を選んで正解だったと感じています。
今では東西線も、昔のように駅員さんが無理に人を押し込むような光景は少なくなり、スマホを見る余裕がある程度には混雑が緩和されています。通勤電車の選び方は人それぞれ。ご自身のライフスタイルや価値観に合った通勤方法を選んでくださいね。
※京葉線の情報だけでなく、浦安の交通についてもっと詳しく知りたい方は、浦安賃貸完全ガイドで他の情報もご覧ください。

