住みここちランキング２０２４が発表！舞浜駅は何位？気になるほんとのところを在住歴４０年の筆者がお伝えします！

2024年8月24日2025年8月17日

今年も大東建託株式会社「いい部屋ネット　街の住みここち＆住みたい街ランキング２０２４年」が発表がされました。住みたい街ランキングはいろいろなサイトで見かけるのですが、実際に住んでいる方にアンケートをし、その街や駅は本当に住みやすいのか「住みここち」を調査しているデータはあまりないため、エスホームでも参考にしているランキングです。今回はその最新版が発表されたため、本記事では舞浜駅にスポットを当て、実際に浦安に住む筆者の感じている事やこんなところもおすすめだよっといった補足情報をお伝えし、これから賃貸や購入されて浦安に住みたい！と思われている方に住環境を少しでもお伝えできればうれしいです。

ちなみに、新浦安駅の記事はこちらでご紹介しておりますので気になった方はチェックしてみてくださいね。

始めに：舞浜はリゾートと住宅地からなるデザインされた街

舞浜は、大手テーマパークの誘致に伴う埋め立て計画の一環で開発された住宅地です。埋め立て計画が持ち上がった時、浦安では東西線浦安駅の開業により住宅地へのニーズが急速に高まっていたことなどから、舞浜エリアはリゾートエリア、海沿いの鉄鋼基地以外のほぼすべてを住宅地として開発されることになります。

開発される住宅地は、埋め立て地であって全くの０から作り上げることが出来たため、きちんと区画整理されたきれいな街並みの住宅地が出来上がりました。お隣の新浦安駅は住宅地の中に駅が出来たような形で、駅前降りるとすぐ分譲マンション群が広がりますが、舞浜駅はリゾートエリアと住宅地エリアを区切るような形で、線路の南側にはリゾートエリア、北側には低層の分譲住宅地が広がります。

線路のすぐ北側には国道が走り、その先は閑静な低層の住宅地が広がります。

駅前には商業施設であるイクスピアリがあり、中には飲食、宝飾、衣料、雑貨をはじめとした生活関連サービスのお店がひしめき合っている他、シネマやディズニーストアがあったり、ちょっとしたショーが開催されたりなど、エンターテインメントも充実。

千葉県発表では、浦安市は県内で最も人口密度が高い街としてランクイン*しています。舞浜駅はリゾートと住宅地が共存した、魅力的な生活環境を提供する街です。

*令和５年千葉県毎月常住人口調査報告書(年報)　市区町村別累計人口データより

舞浜駅は千葉県住みここち（駅）ランキングで５位

大東建託株式会社が発表した「いい部屋ネット　街の住みここち＆住みたい街ランキング２０２４年＜千葉県版＞」のデータによると舞浜駅は千葉県内のすべての駅の中から５位に選出されました。

街の住みここち（駅）ランキング＜千葉県版＞

１位

海浜幕張駅（ＪＲ京葉線）

２位

流山おおたかの森（つくばエクスプレス）

３位

柏の葉キャンパス（つくばエクスプレス）

４位

新浦安駅（ＪＲ京葉線）

５位

舞浜駅（ＪＲ京葉線）

大東建託　街の住みここち＆住みたい街ランキング　千葉県版より抜粋

浦安市内では、新浦安駅の次に舞浜駅が高い評価を受け、浦安市内の駅がランキングで4位・5位を獲得しました。また、千葉県内の自治体別ランキングでも浦安市は１位に輝き、首都圏全体の自治体ランキングでも５位にランクインしています。これらの結果から、浦安市は実際に住んでいる人々からも非常に高い評価を得ており、満足度の高い街であることがわかります。

筆者の感想や補足情報

ここからは筆者のランキングの各項目に対しての感想や補足情報などをお伝えしていきます。

生活利便性について

舞浜エリアの生活利便性

６５位とある通り、県内の全駅の中では上の方ではあるものの、高得点！というわけではありません。これはいくつか要因があると思いますが、スーパーや銀行などの生活関連サービスが周りに少ないというのが一番に挙げられると思います。

上記の地図はgooglemapで浦安＿スーパーで検索した結果です。舞浜駅隣接のイクスピアリ内に成城石井さんがありますが、次に最寄りとなると浦安市の中央部、ちょうど京葉線でお隣の新浦安駅との間にあるヤオコーさん、アクロスプラザさん、サミットさんを利用することになります。

これは浦安市が駅の南側はリゾートして、北側は住宅地として使いなさいと定めており、住宅地内ではスーパーなどの生活関連サービスであっても営業が制限されるためで、作りたくても作れないという事情があります。

代わりに制限を受けづらいコンビニをはじめ、美容院、クリニック、飲食店などの比較的小規模な生活関連サービスは大通り沿いを中心に数多くありますので、お仕事の時は成城石井さんかコンビニ、お休みの日は近くのスーパーに買い出しなど、うまく使い分けていただくといいかなと思います。

確かに利便性は他の主要駅と比べて劣るかもしれませんが、それを補って余りあるリゾート感、エンターテインメント感が舞浜駅にはあります。

交通の利便性について

舞浜エリアの交通利便性

舞浜駅から京葉線で東京駅まで約２０分、途中駅でも東京メトロ有楽町線、日比谷線の都内の主要オフィス街へとつながる路線へ乗り換え出来ますが、特に有楽町線は乗換駅である新木場駅が始発駅の為、京葉線も比較的空いている＆新木場駅からは待てば座って通勤できるという夢のような通勤体験ができると思います。あとは昔は少し強い風が吹くと遅延や止まってしまい、東西線浦安駅に迂回する方が大勢いて市内のバスが大混雑するという事態が発生していましたが、京葉線が防風柵などの対策で風に強くなり、止まりづらくなったのも住民としてはうれしいポイントです。

ですが、駅前一帯は低層の区割り分譲地や団地であるため賃貸マンションや分譲マンションに住もうとなると駅から１０分以上歩かないとお部屋自体がありません。ここだけは賃貸の方にとってはマイナスポイントですね。

またどの浦安紹介サイトでもあまり書かれていませんが、東京ディズニーリゾートがあるおかげで、様々なバスが発着しています。これが地味に便利で、長距離路線だと東北地方や関西地方にも行けますし、羽田・成田空港へも乗り換えなしで行けるので大きなトランクをもって階段の上り下りなどせずに済み非常に快適です。

私は旅行で空路を使う際は行きは電車、帰りはバスの事が多いです。行きは待ち合わせもあったりで電車を使いますが、帰りは席確約で最寄り駅まで寝ていても連れて行ってくれるバスの魅力に勝てません。

行政サービス

舞浜エリアの公共施設：バルドラール浦安アリーナ（総合体育館）の魅力

舞浜エリアでおすすめしたいのはバルドラール浦安アリーナ（総合体育館）です。

舞浜から行くとイクスピアリ沿いをオリエンタルランド本社前を通って突き当りにある、浦安市運動公園の中にある体育館です。浦安運動公園には様々な遊具や施設があり、お子様も楽しめるアスレチックや、オリンピックで注目されたスケートボード場、野球場、武道館、テニスコートやアーチェリー場もあります。施設を借りる場合は一般でも利用できますが、浦安市民だとさらにお安く利用することが出来ます。

その中でなぜ体育館かというと、体育館の中にはジム施設や温水プールがあり、安く、しかもドロップインで利用することが出来ます。そしてヨガなどの大人向け教室や子供向けのスポーツ教室もあり、施設利用料のみ（本格的な講師を招いての教室は別途費用が発生する場合有）で利用することが出来ます。

そのため月会員になるにはもったいないけどお休みの日に少し体を動かしたいなと思っている方や、子供をスポーツ教室に通わせたいけど、お試しでいろいろやらせてみたいなと思っていらっしゃる方にピッタリの施設ですよ！

浦安市は総務省発表の令和4年度地方公共団体の主要財政指標一覧において、全市町村の主要財政指標の項目で全国で７位となっており、簡単にいうと財政に余裕がある市です。そのため高校生までの医療費無料や図書館に最新機械を導入した物作りコーナーが新設されたりといろいろ行政サービスが充実しています。

静かさ・治安について

舞浜駅周辺の静かさと治安について

駅から北側は区画整理された住宅地です。大通りは車通り・人通りがあるものの、一つ角を曲がれば閑静な住宅街が広がります。実際舞浜駅の北口に降り直結された歩道橋を渡るのは、地元に住むサラリーマンや学生で、リゾート感は全くなく本当に静かです。そのため静けさや治安もアンケート結果程悪くないと個人的には思うのです。

ですが南側のリゾート区画はどうしても多種多様な人が集まるのでにぎやかで、お酒も提供されればそれは犯罪率も上がるのではないかと思いますが、舞浜周辺は犯罪率が市内と比べて高いようなデータは無いため推測の域を出ません。

私は会社員時代舞浜駅を利用していて、特に不安に思うようなことはありませんでしたし、浦安市全体でも千葉県内において犯罪率は平均的*（１点だけ、自転車の窃盗だけは数が多いので必ず施錠しましょう！）なので、通常に生活される分には必要以上に気にされる必要はないのではないかなと思います。

*千葉県警察　犯罪統計　人口1万人あたりの犯罪発生件数（令和５年中確定値）より算出。重犯罪（強盗や放火、傷害など）の発生率は県内で中央値なのですが、自転車の窃盗事件の発生件数が他のエリアと比べて高く、犯罪発生件数全体でみると千葉県内で59エリア中25位（千葉市各区は1エリアとして計算）という結果から

舞浜周辺の住宅街では営業制限が厳しく、風紀を乱すようなお店は営業が出来ません。例えば接待を伴う飲食店（キャバクラやホストクラブなど）や、雀荘やパチンコ店などは営業が出来ません。そういった意味でも治安はいいと思います。

親しみやすさについて

舞浜エリアのコミュニティとイベント

舞浜エリアは、大きく分けて区割り住宅地が広がる新しく整備されたエリアと、もともと浦安の住民が暮らす元町エリアに分かれています。それぞれが独自のコミュニティを形成しており、夏祭りや子供祭り、盆踊り大会など、さまざまなイベントが催されています。お祭りが近くなると祭囃子や太鼓の練習する音が聞こえてきたりなどして、風情を感じます。

特に、4年に一度のオリンピックイヤーには元町エリアが中心となりますが、町内をお神輿が練り歩き、威勢の良い掛け声が響き渡ります。市内はお祭りムード一色になり、こういった下町風情が残っているのも親しみやすさに繋がっているのかもしれませんね。

にぎわいについて

舞浜と言えば、まず最初に思い浮かぶのはディズニーリゾートでしょう。世界各国から老若男女が集うこの場所は、常に活気に満ちあふれています。また、その玄関口に位置する「イクスピアリ」は、通常の商業複合施設とは異なり、リゾート感やエンターテインメント性を重視した造りが特徴です。多彩な店舗が揃い、飲食はもちろん、宝飾品や衣料、雑貨、シネマなど、幅広いニーズに応えます。さらに、ディズニーストアやアンバサダーホテルにも直結しており、ディズニーリゾートの雰囲気を感じながら、訪れるだけで心が躍る場所となっています。

最近では、スーパーや100円ショップなどの生活に密着した店舗も増えており、舞浜エリアの住民にとっても利用しやすい環境が整っています。普段のお買い物がまるでエンターテインメントのような体験になるのは、舞浜エリアに住む方々の特権ですね。

最後に

今回は舞浜駅の住みやすさランキングと、個人的な感想などをお伝えしました。皆さん南側のリゾートのイメージが強く、北側もリゾート感あふれる住宅地を想像されるかもしれませんが、確かにディズニーランドの駐車場に向かっての通り沿いはヤシの木が生えていたりしてリゾート感を演出しているものの、住宅地内は非常に閑静で落ち着きのある印象です。

最後に個人的なおススメスポットを１つ。旧江戸川沿いは護岸整備と同時に遊歩道が整備され、おさんぽやジョギングを楽しむ方も多く見受けられるおすすめのお散歩コースです。この遊歩道は南はディズニーリゾートのホテル群の先、ディズニーシーの方までつながっていてサンセット時は本当にきれいな夕日が見えたります。北側は元町を抜け浦安駅方面にといろいろな浦安を見ることが出来るのでおすすめなのですが、自販機を含め水分補給のステーションがあまりないので、もしおさんぽやジョギングをされる方は水分携行を忘れずに！