街の住みここちランキング2024が発表、3年連続1位の浦安市は今年も1位!首都圏全体でも5位!

今年も大東建託株式会社より「街の住みここちランキング2024」が発表されました。住みたい街ランキングといった願望をランキングにしたものはよく目にするのですが、実際に住んで居る方にアンケートを取って、「住みここち」をランキングにしたものはあまりないため、エスホームでも毎年注視しているランキングです。

その中で、浦安市は住みここちで県内自治体別ランキングで4年連続1位*、首都圏内自治体別ランキングでも5位⁑という結果になりました。

「*いい部屋ネット 街の住みここちランキング2024<千葉版>」「⁑いい部屋ネット 街の住みここちランキング2024<首都圏版>」より

本ページではランキングの結果と、なぜ評価を受け続けられるのかを実際に浦安に住んで居る筆者がお伝えします。

ちなみに高評価を受けた浦安市の駅の記事もありますので、もしよろしければそちらもご覧ください。

目次

住みここちランキング2024結果

ランキング順位

<千葉県版ランキング>

浦安市

2位

印西市

3位

千葉市美浜区

「いい部屋ネット 街の住みここちランキング2024<千葉版>」より

<首都圏版ランキング>

1位

東京都中央区

2位

東京都文京区

3位

東京都港区

4位

東京都武蔵野市

5位

千葉県浦安市

「いい部屋ネット 街の住みここちランキング2024<首都圏版>」より

頭書でお伝えした通り、千葉県内では4年連続1位、首都圏版では去年より1つランクアップの5位に選出されました。首都圏全体の数ある自治体の中で5位というのは誇らしいですね。

項目別ランキング(首都圏版)

生活利便性

80位

交通利便性

行政サービス

静かさ・治安

76位

親しみやすさ

11位

賑わい

7位

各項目の評価は高く、首都圏全体の自治体の中で交通利便性では5位、行政サービスでは2位を獲得しています。またオリンピックイヤーに開催される4年に一度の大祭では、市内をお神輿が練り歩いたり、大通り沿いに出店が出たりなどローカルさを色濃く残す一面もあり、親しみやすさも11位と高評価を受けていますね。

ランキング解説者、実際のアンケート回答者のコメント(首都圏版)

住みここちランキングの解説者は今回のランキングにおいて、浦安市の高評価について以下の通りコメントされています。

主要な駅は、浦安駅、新浦安駅、舞浜駅で、市内には東京ディズニーリゾートがあることでも有名な街です。市内の約3/4が埋立地で、計画的に開発されたエリアが多く、幹線道路と生活道路が分けて整備されています。浦安駅周辺には大型商業施設もあり、東京への交通利便性も良いことからベッドタウンとしても評価の高い地域です。

大東建託株式会社 ニュースリリース 街の住みここちランキング2024<首都圏版>(2024.5.15)9P 解説者宗さんのコメントより

また、実際に浦安に住んで居てアンケートに回答した方のコメントもいくつか紹介されていましたのでご紹介します。

・車道と歩道がきちんとわけられていて、道幅が広いので歩きやすく安全。街並みが整っていて綺麗に整備されている。大きな病院があり、個人病院も多い。(女性・70歳・既婚・専業主婦)

・都内へのアクセスの良さ、ディズニーランド、美しい公園、ショッピングモールの充実度。(男性・56歳・既婚・技術・研究職)

・飲食店やスーパーが充実している。(女性・41歳・未婚・パート)

大東建託株式会社 ニュースリリース 街の住みここちランキング2024<首都圏版>(2024.5.15)9P 居住者のコメントより

私も浦安に住んで40年超になりますが、東西線のアクセスの良さや、治安、お買い物の充実度において不便だなと思うことはありません。強いて挙げるとすれば、浦安駅周辺に無印良品以外のファストファッションのお店が増えればなと思うくらいでしょうか。

浦安市が高評価を受け続ける理由

ここからはランキングで高評価を受けた項目について、在住歴40年超の筆者の体験も交えてお伝えします。

3路線利用可能、通勤・お出かけに快適な鉄道アクセス

主に筆者がよく利用する路線をピックアップして制作しています

浦安駅から利用できる東京メトロ東西線は東京23区と千葉北西部を横断する電車で、東京都内の主要オフィス街を貫いて走っています。副都心線以外の東京で走っているすべての地下鉄と接続できるのが特徴で、例えば

  • 浦安(東西線) → 九段下(半蔵門線) → 渋谷
  • 浦安(東西線) → 日本橋(銀座線) → 銀座
  • 浦安(東西線) → 大手町(丸の内線) → 新宿
  • 浦安(東西線) → 茅場町(日比谷線) → 秋葉原

というように、東西線から1回の乗り換えでほぼすべての地下鉄の駅へ向かうことが出来ます。

また東京メトロ大手町駅とJR東京駅は地下通路で繋がっていますので、最大のターミナル駅である東京駅へも行くことが出来ます。

どこへ向かうにも利便が良く、通勤、通学、お買い物に多くの方が利用しています。

一方、新浦安駅、舞浜駅ではJR京葉線・武蔵野線が利用できます。終点は東京駅の為、そこから様々な路線に乗り変えが可能です。また比較的通勤時間帯にも混雑しない列車なので通勤・通学も比較的楽ですし、東京駅始発のため帰りは座って帰れたりもします。

また京葉線沿いには大きなショッピングモールがたくさんあり、お休みのショッピングも便利ですよ。

  • イクスピアリ (舞浜駅)
  • ららぽーとTOKYO-BAY (南船橋駅)
  • コストコホールセール 幕張倉庫店 (幕張豊砂駅)
  • イオンモール幕張新都心 (幕張豊砂駅)
  • 三井アウトレットパーク 幕張 (海浜幕張駅)

武蔵野線は途中で京葉線と別れて西船橋を経由して千葉県→埼玉県→西東京方面へと、東京都の周りをぐるっと回るような路線です。浦安市に住むと西東京へは中央線、埼玉方面は宇都宮線など東京を経由した方が時間的には近いので利用する機会は少ないと思いますが、埼玉レイクタウン駅ではアウトレットといちご狩り、市川大野駅ではフィールドアスレチックのありのみコースや24H遊園地(私の勝手な印象です)の大慶園遊園地など、ちょっとしたお出かけ利用にぴったりです。

各路線の混雑状況などは下記記事で詳しくご紹介しておりますので、もしよければご覧ください。

デザインされた浦安市

高評価のポイントとして、車歩分離されていることや、区画整理されたきれいな街並みを挙げられる方が多くいらっしゃいました。これは浦安市の成り立ちが大きく関係しています。

こちらは浦安市の埋め立て推移を示す図です。もともと、浦安市の面積は青と緑のエリアに限られており、特に緑色の部分は水田などで住宅に適した土地ではありませんでした。しかし、これらのエリアを土壌改良工事や埋め立てによって徐々に拡大し、緑色から黄色、そして橙色へと変わり、現在の浦安市が誕生しました。その結果、浦安市の面積は埋め立て前の約4倍に拡大しました。

このように、土壌改良されたエリアや埋め立てエリアは0から作り上げることができたため、住宅地・商業地・工業地の住み分けが明確に計画されました。住宅地では、車と歩行者の分離や区画整理された美しい街並みが整備され、人口増加を見込んだ公共施設の配置が行われています。また、工業地では幹線道路への接続により、大型車両の市内出入りが少なくなるような配慮もされています。

このような計画的な街づくりが実現したことで、浦安市は住みやすい街として高い評価を受けています。

安定した財源から提供される公共サービス

浦安市は、令和4年度の財政力指数で全国の全自治体中で第7位*にランクインしており、財政的に余裕のある自治体として知られています。ディズニーリゾートの存在がその一因であると考える方も多いでしょうが、それ以上に、浦安市の魅力的な街づくりが功を奏しています。これにより人々が集まり(千葉県で人口密度No.1⁑)、課税対象所得額が全国25位⁂ということもあって安定した個人税収が確保されています。

この豊かな財政基盤をもとに、浦安市では高校生までの医療費無償化や都市型公園の整備など、公共サービスが充実しています。これにより、さらに多くの人々が浦安市に魅力を感じ、移り住むこととなり、街はさらなる発展を遂げています。浦安市は、こうしたプラスのスパイラルの中で成長を続ける、魅力あふれる都市と言えるでしょう。

*総務省令和4年度地方公共団体の主要財政指標一覧より ⁑令和5年千葉県毎月常住人口調査報告書(年報) 市区町村別累計人口データより ⁂ e-stat 地域ランキング (市区町村データ)2022年度課税対象所得(納税義務者1人当たり) より

生活関連サービスの豊富さ・利便さ

浦安市は千葉県内で人口密度がNo.1を誇るエリアです。そのため、生活に必要なスーパーやコンビニ、美容院、クリーニング店、飲食店などが市内に数多く点在しています。特にコンビニは、場所によっては選ぶことができるほど充実しています。

一部、スーパーから少し離れたエリアもありますが、浦安市はさまざまなオンラインスーパーの配送エリア内に含まれているため、オンラインスーパーを活用するのも便利な選択肢です。

また浦安市内の鉄道駅には、それぞれ独自の特色があり、駅前のお店もその個性に合わせたラインナップが揃っています。たとえば、東西線浦安駅周辺には、生活に密着したスーパーや飲食店が多くあり、日常的な買い物に便利です。対照的に、JR新浦安駅周辺には、最新のサービスやスタイルを提案するお店が多く出店し、トレンドを感じるショッピングが楽しめます。そして、JR舞浜駅周辺には、ワクワクするような飲食店や宝飾店、雑貨屋さんが集まり、エンターテインメント性に富んだショッピングエリアとなっています。

気分や目的に応じて訪れる駅やお店を変えてみるのも楽しいですよ。日常の買い物から特別なショッピングまで、さまざまな選択肢があるのが浦安市の魅力の1つですね。

最後に

今回は実際に住んで居る方へ住みここちが良いかどうかを調査し集計した住みここちランキングにおいて、浦安市が好成績を収めた結果と考察をお伝えしました。

浦安市は東京へ通う方のベットタウンとして開発が行われた経緯があります。そして東京23区の外縁部でこれほど大規模な開発が行われた街は珍しく、それゆえに利便と住みやすさの調和がとれた街が出来上がりました。

単身者やファミリー層、賃貸派や分譲派を問わず、実際に住んでいる方々から高評価を受けている浦安市。次のお住まい候補地として、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

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