お引越しで賃貸アパート・マンションを探す際の候補地選びに、普段使うことになる鉄道の混雑具合は当然気になることと思います。本ページでは浦安に40年超住む筆者が、東西線の千葉方面から東京に向かう混雑具合を実体験を含めてお伝えします。
ちなみにJR京葉線もレビューしています。気になる方はこちらからどうぞ!
検索すると「大混雑」とか「大変」と出てくるが実際は148%。
インターネットで「東西線 混雑」などと検索すると、「東京メトロの中で混雑が一番激しい」「混雑率全国NO.1」「混雑率200%超え」「朝のラッシュ激混み」など、大変そうなタイトルが出てきますが、最新の国土交通省発表の「都市鉄道の混雑率調査結果」の資料によると、最新の東西線最混雑区間の混雑率は148%で、昨年度より10%上昇しコロナ明けで企業活動が活発になった結果が顕著に表れる結果となりました。またその他東京へ向かう路線と比較してみると、
線名 | 最混雑区間 | 混雑率 |
---|---|---|
東京メトロ日比谷線 | 三ノ輪→入谷 | 162% |
JR埼京線 | 板橋→池袋 | 160% |
JR中央線 | 中野→新宿 | 158% |
都営大江戸線 | 中井→東中野 | 152% |
JR武蔵野線 | 東浦和→南浦和 | 152% |
JR東海道線 | 川崎→品川 | 151% |
東京メトロ千代田線 | 町屋→西日暮里 | 150% |
JR京浜東北線 | 川口→赤羽 | 150% |
京成電鉄押上線 | 京成曳舟→押上 | 149% |
東京メトロ有楽町線 | 東池袋→護国寺 | 148% |
JR総武快速線 | 新小岩→錦糸町 | 148% |
東京メトロ東西線 | 木場→門前仲町 | 148% |
となり、昨年度東京メトロ東西線は3位でしたが今年は同率10位という結果となりました。
ちなみに、国土交通省の混雑率のイメージは以下の通りで、
これによると、広げて楽に新聞を読める程度であるとこがわかります。今だとスマホが楽に操作できる程度でしょうか。改めてインターネットで混雑度がひどいという記事を見てみると、どれも作成された日時が古いものが多く、更新されていませんでした。
東京方面へは実際乗車すると確かに混んではいるものの、みんなスマホを見ることが出来る程度。
実際に私は浦安に住んでいますので通勤時間帯に利用することもあるのですが、体感でいうと混んでると言われれば混んでいるものの、ぎゅうぎゅうなすし詰め状態というわけではなく、みんなぶつからずにスマホを触れる程度かなといった印象です。もしかしたら他の時間帯・車両でもっと混んでいるという可能性は否めませんが、前出の資料の最混雑時間帯に最混雑区間を通過しているので、そんなに大きく外していないと思います。
逆に西船橋方面は空いているかと思いきや、そこそこ乗車している。
東西線千葉方面の終着停車駅である西船橋駅は東西線・総武線・武蔵野線・東葉高速線、ちょっと歩いて京成線が乗り入れるターミナル駅なので通勤・通学で利用される方がいらっしゃり、混雑とまでは言わないと思いますがそれなりに人は乗っている印象です。もちろん朝の通勤時間を外せばもしかしたら座れるかな?くらいのイメージです。
最後に
今回は最新の情報と私の実体験を基にした東西線の混雑具合についてお伝えしました。確かに10年ほど前までは混雑がひどくてつり革にもつかまれない人が多数いて、電車が加減速するたびに人が将棋倒しのようになっていましたが、今はだいぶ改善されています。また東西線沿線は住宅地として成熟しており、大規模な再開発が無い限りは利用人口の大幅増なども考えづらいのですが、コロナ渦が落ち着いたことで今までテレワークだった、もしくは時差通勤をしていた方が戻ってきて混雑度は多少増えたかなと実感しています。今後も乗車して変化があれば更新していきたいと思います。