【2025年12月更新】最新の東西線混雑率について実体験を交えてご紹介

浦安で賃貸アパート・マンションを紹介するエスホームの東西線の混雑具合を紹介するためのページのヘッダー

お引越しで賃貸アパート・マンションを探す際の候補地選びに、普段使うことになる鉄道の混雑具合は当然気になることと思います。本ページでは浦安に40年超住む筆者が、通勤時間帯に東西線の千葉方面から東京に向かう混雑具合を実体験を含めてお伝えします。

ちなみにJR京葉線も実際に乗車してレビューしています。京葉線のレビューは最新の京葉線の混雑率徹底解説記事をご覧ください!

目次

検索すると「大混雑」とか「大変」と出てくるが実際は150%。

インターネットで「東西線 混雑」などと検索すると、「東京メトロの中で混雑が一番激しい」「混雑率全国NO.1」「混雑率200%超え」「朝のラッシュ激混み」など、いかにも大変そうなタイトルが出てきますが、最新の国土交通省発表の「都市鉄道の混雑率調査結果」の資料によると、最新の東西線最混雑区間の混雑率は150%で、コロナ明けで企業活動が活発になった昨年度の調査より2ポイント上昇する結果となりました。またその他東京へ向かう路線と比較してみると、

順位線名時間帯最混雑区間混雑率
1位東京メトロ日比谷線7:50〜8:50三ノ輪→入谷163%
2位JR中央線7:35〜8:35中野→新宿161%
3位JR京浜東北線7:20〜8:20川口→赤羽156%
4位JR東海道線7:41〜8:41川崎→品川154%
5位JR総武快速線7:31〜8:31新小岩→錦糸町153%
6位(同)都営新宿線7:40〜8:40西大島→住吉150%
6位(同)東京メトロ東西線7:50〜8:50木場→門前仲町150%
8位東京メトロ千代田線7:45〜8:45町屋→西日暮里148%
9位東京メトロ銀座線8:00〜9:00赤坂見附→溜池山王147%
10位(同)東京メトロ有楽町線7:45〜8:45東池袋→護国寺145%
10位(同)JR総武線7:34〜8:34錦糸町→両国145%
国土交通省 都市鉄道の混雑率調査結果を公表(令和6年(2024)度実績)報道資料より抜粋
線名最混雑区間混雑率
東京メトロ日比谷線三ノ輪
→入谷
163%
JR中央線中野
→新宿
161%
JR京浜東北線川口
→赤羽
156%
JR東海道線川崎
→品川
154%
JR総武快速線新小岩
→錦糸町
153%
都営新宿線西大島
→住吉
150%
東京メトロ東西線木場
→門前仲町
150%
東京メトロ千代田線町屋
→西日暮里
148%
東京メトロ銀座線赤坂見附
→溜池山王
147%
東京メトロ有楽町線東池袋
→護国寺
145%
JR総武線錦糸町
→両国
145%
国土交通省 都市鉄道の混雑率調査結果を公表(令和6年(2024)度実績)報道資料より抜粋

となり、令和5(2023)年度調査では東京メトロ東西線は10位(同率)でしたが、最新の調査では6位(同率)という結果となりました。

令和5(2023)年度実績はこちら
線名最混雑区間混雑率
東京メトロ日比谷線三ノ輪→入谷162%
JR埼京線板橋→池袋160%
JR中央線中野→新宿158%
都営大江戸線中井→東中野152%
JR武蔵野線東浦和→南浦和152%
JR東海道線川崎→品川151%
東京メトロ千代田線町屋→西日暮里150%
JR京浜東北線川口→赤羽150%
京成電鉄押上線京成曳舟→押上149%
東京メトロ有楽町線東池袋→護国寺148%
JR総武快速線新小岩→錦糸町148%
東京メトロ東西線木場→門前仲町148%
国土交通省 都市鉄道の混雑率調査結果を公表(令和5年度実績)報道資料より抜粋

ちなみに混雑率の目安は以下の通りで、

100%

座席につくか、座席前の吊り革につかまるか、ドア付近の柱につかまることができる。

150%

肩が触れ合わない程度。ドア付近の人が多くなる。

180%

肩が触れ合い、やや圧迫感がある。ドア付近の人は窮屈となり、体の向きを変えるのが困難となる。

200%

体が触れ合い、相当圧迫感がある。ドア付近の人は身動きがとれない。

国土交通省報道資料:三大都市圏の平均混雑率が増加~都市鉄道の混雑率調査結果を公表(令和6年度実績)資料1三大都市圏の主要区間の平均混雑率推移(2024)〜内より引用 ※図はエスホームで挿入しています

これによると、肩が触れ合わない程度であるとこがわかります。

改めてインターネットで混雑度がひどいという記事を見てみると、どれも作成された日時が古く、更新されていないページも多く有りました。

東京方面へは実際乗車すると確かに混んではいるものの、みんなスマホを見ることが出来る程度。

確かに一昔前の東西線は混雑がひどく、特に昭和から平成にかけて混雑率が200%を超えていた時期が有りました。発車の際に電車のドアが閉まらず、駅員さんが人を押し込んで何とか閉まっていた状況で、テレビでよくやっている昭和の通勤ラッシュの様子そのままでした。

私も当時よく東西線を利用していましたが本当にひどくて、気分が悪くなって途中で電車を降りた経験が何度もあります。

ですが京葉線の開通や、運行ダイヤの調整、ホームドアの設置、時差通勤などが呼びかけられたほか、直近ではコロナ渦の影響で多様な勤務体系が各企業で採用されたため、今実際に乗車してみると混んでると言われれば混んでいるものの、ぎゅうぎゅうなすし詰め状態というわけではなく、みなさんぶつからずに器用にスマホを見ながら通勤している様子が伺えます。

実際に乗車してみました!

データではそうなっているが実態はどうなの?というご質問をいただきましたので、都内で社宅のお打ち合わせが合った際にちょっと早く出て実際に乗車してきました!

今回乗車した区間と時間

・東京メトロ東西線浦安駅→日本橋駅(中野方面)
・2025年12月平日に再混雑区間・時間帯を通る東西線各駅列車に乗車(8時台前半)


乗車してみた感想

乗車したところ、東西線西葛西駅〜門前仲町駅間では乗降の際に多少押し合いが合ったものの、みなさんスマホを器用に見られる程度でした。ドア付近では肩が触れ合っている人も居ましたが、座席前で立っていた人にはまだ空間が合ったので、先程の絵で言うと混雑率150%位、ほぼデータ通りだったかなと思います。

今回の乗車イメージ(混雑率150%)

私はもう少し混雑しているものと思っていたので、意外でした。但し乗車する時間帯や車両によってはもっと混雑している可能性があるので、注意してくださいね。

乗車の詳細はこちら

浦安駅まで

比較的少ない印象

エスホームの事務所を出て、浦安駅まで徒歩で向かいます。駅に続く宮前通りに出ると、同じく浦安駅に向かう社会人の方がちらほらいらっしゃいます。歩いている途中に何台かバスが追い抜いていきましたが、比較的空いているように見受けられました。

浦安駅到着

浦安駅に到着するとさすがにたくさんの通勤の方がいらっしゃいます。駅近くの信号が変わるたびに駅に人が集まってきますね。

浦安駅のホームへ!

浦安駅のホームには通勤の方がたくさんいらっしゃいましたが、想像していたよりも少なかったです。

いざ乗車!

乗車中の車内は以下のような感じでした。

スクロールできます

浦安駅

混雑率110%(筆者体感)

もちろん座れはしませんでしたが、ドア付近でも比較的余裕がありました。

葛西駅

混雑率125%(筆者体感)

肩は触れ合うことはありませんが、ドア付近が混雑してきました。

西葛西駅〜門前仲町駅

混雑率150%(筆者体感)

乗降時には多少の押し合いも。ただ、みなさんスマホが見られる程度。

茅場町駅

混雑率125%(筆者体感)

乗車する方よりも降車する方が多くてちょっと車内に空間が生まれます。

日本橋駅

混雑率115%(筆者体感)

圧倒的に降りる方が多く、車内は快適に。

葛西駅付近でドア付近から座席前のつり革エリアへ移動しましたが、つり革周辺は隣の人と肩が触れるほどの混雑具合でした。一方で、背中側には多少の余裕があり、圧迫感はそこまで強くありませんでした。

また、座席については、私が確認した限りでは浦安〜日本橋間で空いたのは一度きり。朝のラッシュ時間帯に浦安から座席を確保するのは、途中駅も含めてかなり難しい印象です。

乗車時間はおよそ24分。朝は快速運転がなく、混雑や前の列車との間隔調整、体調不良の方の対応などで遅延が発生する可能性があります。時間には余裕を持って利用することをおすすめします。

おまけ:日本橋駅銀座線ホーム(渋谷方面)

この日は打ち合わせのため日本橋駅で銀座線(渋谷方面)に乗り換えましたが、いつも通りホーム後方の乗換口付近は人でいっぱいでした。朝の時間帯は銀座線が次々と到着するため、私は最初から1本見送るつもりでホーム前方へ移動してから乗車しています。前方は比較的空いていて、混雑ストレスが全く違いますよ。

その他の乗車記録

  • 2024年11月8時台前半の中野方面の電車は肩が触れ合うことはなくみなさんスマホを見られる程度でした。
  • 2024年12月8時半前後の中野方面の電車は人と人との間隔も十分にとれ、圧迫感はありませんでした。
  • 2025年8月8時台前半の中野方面の電車は、ちょっと窮屈ではありますがみなさんスマホをみている状態でした。

逆に西船橋方面は空いているかと思いきや、そこそこ乗車している。

東西線千葉方面の終着停車駅である西船橋駅は東西線・総武線・武蔵野線・東葉高速線、ちょっと歩いて京成線が乗り入れるターミナル駅なので通勤・通学で利用される方がいらっしゃり、通勤時間帯は座席に座ることはできないなといった混雑具合です。

日中は比較的空いていて、タイミングが合えば座席に座ることができるかもしれませんね。

最後に

今回は最新の情報と私の実体験を基にした東西線の混雑具合についてお伝えしました。

確かに10年ほど前までは混雑がひどくてつり革にもつかまれない人が多数いて、電車が加減速するたびに人が将棋倒しのようになっていましたが、今はだいぶ改善されています。また東西線沿線は住宅地として成熟しており、大規模な再開発が無い限りは利用人口の大幅増なども考えづらいのですが、コロナ渦が落ち着いたことで今までテレワークだった、もしくは時差通勤をしていた方が戻ってきて混雑度は多少増えたかなと実感しています。

今後も乗車して変化があれば更新していきたいと思います。

※東西線の情報だけでなく、浦安の交通についてもっと詳しく知りたい方は、浦安賃貸完全ガイドで他の情報もご覧ください。

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